Windows10のシャットダウンスクリプトが22分で終了してしまう

Win10のシャットダウンスクリプトが22分で終了してしまう

TecNet より転載

Windowsのいくつかのバージョンで「グループポリシースクリプトの最大待機時間を指定する」＝「1800」秒で試してみたところ、Windows 7/8.1 は約900秒、Windows 10/Server 2016以降は約1400秒くらいでスクリプトの実行が止まってしまうことを確認しました。

Windows 7 が登場したときは、Group Policy Client (gpsvc) サービスのタイムアウト（既定:900000ミリ秒）が影響して15分以上のシャットダウンスクリプトの実行ができない問題があったようです。

現在もこのサービスのタイムアウトは 900000ミリ秒で変わっていませんが、試しに HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\gpsvc の PreshutdownTimeout を 900000 から 4294967295 (最大値？) に変更してみたところ、問題は解消するようです。 とりあえず 60分 (3600秒) の指定で 60分スクリプトの実行が継続されることを確認しました。

ただし、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\gpsvc は SYSTEM 権限でないと編集できないので、値の変更は少し面倒です。 Windows Sysinternals の psexec (https://docs.microsoft.com/en-us/sysinternals/downloads/psexec) を次のように実行すると（管理者として開いたコマンドプロンプトで）、SYSTEM としてレジストリエディターを操作できます。

psexec -accepteula -s -i regedit.exe